マルタの祝日 聖パウロ難破船記念日の紙吹雪の演出がすごい!
2月10日、マルタは祝日。学校、公共施設はお休みです(でした)。この記念日の様子を2019年に運良く撮影できましたので、今回は写真多めです。少しでも旅行気分を味わっていただければ嬉しいです。
- マルタの祝日
- マルタの2月10日は?
- 聖パウロ難破船記念日の首都バレッタの昼間の様子
- St Paul Shipwreck Church(セントポール難破船教会)
- パレードの様子は?
- 驚いたこと
- 2021年、パレードはどうなった?
マルタの祝日
マルタの祝日は、独立記念日などの政治や歴史的な意味合いの強い祝日(National Holiday)と、クリスマスなどの宗教的な意味合いの強い祝日(Public Holiday)とがあります。2021年現在は祝日法で14日が制定されています。ちなみに日本は16日です。
マルタの2月10日は?
毎年2月10日は、Feast of St.Paul's Shipwreck(聖パウロ難破船記念日)という宗教的な意味合いの強い祝日(Public Holiday)です。
西暦60年、キリスト教徒の聖パウロが囚人として、アドラミティオン(現在はトルコ)から出航した船に乗ってローマに移送されている最中、嵐に遭い船が難破。辿り着いた場所がマルタでした。聖パウロは、マルタに3ヶ月間滞在し、キリスト教の布教活動を行いました。
この聖パウロの布教活動がきっかけとなり、現在のマルタでは国民の98%がローマカトリックです。聖パウロ達の乗った船が難破していなかったら、今のマルタはなかったかもしれません。キリスト教到来を記念した日が、聖パウロ難破船記念日です。
聖パウロが難破した場所は、マルタ島北部にあるセントポールズベイだと言われています。実はこの地名は聖パウロに由来しているそうです。
聖パウロ難破船記念日の首都バレッタの昼間の様子
首都バレッタでは、記念日を祝うため街中に、聖パウロにちなんだオブジェや銅像、タペストリーなどが飾られます。結構インパクトがあります。昼間はさほど人は多くありません。装飾は、バレッタのメインストリート「リパブリック通り」だけでなく、脇道や、他の通りにまで。バレッタ全体がお祭の雰囲気です。
St Paul Shipwreck Church(セントポール難破船教会)
バレッタのメインストリート「リパブリック通り」と並行している「セントポール通り」。この通り沿いにあるSt Paul Shipwreck Churchでは、この日ミサが開かれます。大統領も訪れるそうです。
夕方、この教会から鐘の音が街中に響きます。セントポール通りは狭いので、教会の全体像を撮るのは至難の業です(笑)
教会の中は、人で溢れていました。入場も退場も並びます。こちらの教会から、パレードが始まります。2019年は、パレードが18時過ぎころから始まりました。
パレードの様子は?
聖パウロの銅像や右手のオブジェがお神輿のように担がれ、バレッタ内をブラスバンドと共にねり歩きます。かなり間近で見ることができます。普段、聖パウロの銅像や右手は、St Paul Shipwreck Churchにあります。
聖パウロ像が通りに現れると、建物の2階3階から紙吹雪が。まるで雪が降っているかのようです。ブラスバンドの演奏と共に、皆が歌い、花火が上がります。
聖パウロの銅像が行ってしまった後の通りは、雪が積もったみたいになっていました。
驚いたこと
紙吹雪で真っ白になった通りは、この数十分後、清掃車が入りあっという間に元に戻っていきました。対応の早さにびっくりしました。
翌朝のバレッタでは、装飾の撤去作業に追われていました。仕事が早い!!
皆さん、この写真を見てお気づきになりましたか?TOYOTAのトラックがバレッタを走っています。マルタでは、トラックだけでなくコンパクトカーなどの 日本車が大人気です。日本と同じ右ハンドルの影響もありそうです。
2021年、パレードはどうなった?
2021年2月10日は、St Paul Shipwreck Churchでミサが開催され、大統領が参列されたようです。パレードは2021年9月5日に延期とのこと。この頃にはコロナが落ち着いていると良いですね。私は9月の後半にマルタに行く予定なので、パレードが見れず残念です。参考記事はこちらです。
いかがでしたか?少しは旅行気分が味わえましたでしょうか?イベントに合わせて旅行するのもオススメです。
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